私の知っている英語ができる人

学生の頃からの友達で英語ができる人はゼロ。


20代前半バイト先で会った4つ上の女性が、私にとって初めての「英語ができる人」だった。

彼女との友人付き合いは5年くらい続いただろうか。

学生時代オーストラリアに留学していて、彼氏がいて、向こうで結婚する予定だった、という人なので、日常会話はできるレベルだったんだと思う。


ただ、キャリアに活かしていたかというとNO。

女性として、今は母として、生きることに対して柔軟で非常に優秀な人なので、キャリアなんかいらない、勉強なんてしない、人生は楽しむもの、という人間の本質を感覚的に掴んでいる人だった。

一昨年、この女性と同じマンションに住んでいた、子どもが同級生で、みたいな偶然な出会いがあったりしたんだけど、「太陽みたいな人」という形容をしていた。

うん。わかる。そういう人。


若い頃の出会いというのは自分のテリトリーとは違う人種に会えるもので。

彼女が唯一の例外と感じる。


たとえ狭い世界であっても、私は私が見ているものが全てなので、仕事をしている上で知り合った「英語ができる人」の共通項を言うと、

女性は独身、男性は役職付き。


女性で、英語ができて組織で裁量のある人、仕事でも輝いて、家族との幸せもある、という人を私は見たことがない。

常に席は隣だった。


これが全て。

もっと雲の上の方ではインターナショナルな世界が繰り広げられているのはよくわかるけど、日本のど真ん中より下というのは、女性はどんなに優秀でも評価されることは稀なんだなと。ただ便利ではあるので、助かるよありがとうというポジション。


他人のことではあるけど、なんだそれ、と思ったことは何度かあった。

ありがとうって組織での評価ではないよな、と。


ちなみに役職付きで優秀な男性(謙虚で勉強を怠らなくて、とにかく組織において「強い」タイプ)であっても、女性で能力が高い人を評価し、自分と同じレベルまで引き上げる、という広い判断ができる人はあまり見たことがない。


これは働いている環境をレベルアップできない私自身の責任で、狭い狭い世界のお話なんだと思いたい。


英語を勉強することを人生から外していた理由はここにもある。

でもそういうものからも、もっと自由になりたいというのが、今。

39歳からの英語勉強ノート

英語ができないのが面倒になってきたので勉強してみることにしました。

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